聞こえについて

値段やおしゃれさなど、タイプ別に補聴器の選び方を詳しく解説!

値段やおしゃれさなど、タイプ別に補聴器の選び方を詳しく解説!

周囲の会話についていけない、一人で外出するのが不安でひきこもりがち…そんな難聴の人の悩みに寄り添ってくれるのが補聴器です。補聴器をつけることで、約90%の人が生活しやすくなったとという統計も出ているほど。毎日つけるものだから、見た目もおしゃれで、かつ価格も納得したうえで選びたいものです。今回は補聴器の選び方から最新機能にいたるまでご紹介します。 

 

買う前に知っておきたい、補聴器の選び方

 

補聴器には主に4種類

補聴器の主流はアナログよりもデジタルに移行しており、さまざまな種類が発売されています。好みや聞こえ方、使い勝手によっておおまかに4種類に分けることができます。 

<耳あなタイプ>

耳のあなに入れて使用するタイプで、周囲から見えにくい小型のデザインも揃っています。一般的には自分の耳のかたちに合わせオーダーメイドでつくるため、目立ちにくくフィット感が高いのが特徴です。補聴器のマイクが耳の穴にあるため、音が聞こえてくる方向感を自然に感じやすいというメリットがあります。一方、マイクとスピーカーの距離が近くハウリングが起きやすい点や、高性能な機能が小さなデザインに凝縮されているために補聴器の中でも比較的高価格になるというデメリットがあります。

 

<耳かけタイプ>

耳のうしろにかけるタイプです。耳あなタイプよりも目立ちますが、最近では見えてもおしゃれなデザインがラインナップされています。ケースに置いて充電できるタイプや、電池交換が可能なタイプなどがあり、耳あなタイプよりも比較的大きいサイズのため扱いやすいです。また、マイクとスピーカーの距離が離れているためハウリングが起きにくいというメリットもあります。耳にかけるため機器の中に汗などの水気が入りやすくなるデメリットもありますが、最近では防水機能がついたものも発売されています。

 

<ポケットタイプ>

初代補聴器と言える、昔からある小型ラジオのようなタイプです。胸ポケットに入れたり、ストラップがついていて首にかけるタイプもあります。スイッチ、ボリュームなど、目で見ながら手元で操作できるというメリットがありますが、デメリットとしては動きにくいことや本体が大きいので目立つ等の問題が挙げられます。

 

<メガネタイプ>

音声を振動とともに伝えるメガネタイプ。骨伝導型補聴器の一種ですが、メガネのつるに補聴器を内蔵させているため、補聴器をしていることが目立ちにくいというメリットがあります。デメリットとしては、レンズと補聴器をふたつとも調整しなければならないことが挙げられます。

安い買い物ではないため、専門家とじっくり相談しながら、自分のニーズに適うものを選びましょう。

 

聞こえ方の違いによる補聴器選びも重要

難聴には「軽度」「中度」「高度」「重度」の4つのステージがあります。「軽度」は、小雨の音(20dB)は聞こえますが、木の葉の音(40dB)は聞こえません。「中度」では、日常会話や車の近づく音(60dB)が聞こえにくくなります。「高度」になると「ピアノの音」(80dB)も聞こえにくくなり、「重度」では車のクラクション(110dB)ですら聞こえなくなってしまいます。

このように、難聴の程度によって聞こえ方がかなり異なってくるため、自分がどのステージなのかを把握したうえで補聴器のタイプを選ぶことも大切です。

症状別に適したタイプは以下です。

耳あなタイプ:軽度〜高度

耳かけタイプ:軽度〜重度

ポケットタイプ:軽度〜重度

メガネタイプ:軽度〜中度

 

補聴器の買い方と価格について知ろう

 

1.補聴器の正しい購入方法は?

まず、難聴の兆候を感じたら耳鼻咽喉科医の診断を受けるか、補聴器専門店で相談することが必須です。そこでカウンセリングを受けた後、聴力の測定をし、アドバイザーと共に希望するタイプや聴力に合った補聴器を選びます。ここで耳あなタイプを選ぶと、一般的にはオーダーメイドになります。また、補聴器を実際につけ、聞こえ方を確認し、気になる雑音や不快感がないかの確認も大切です。高価な買い物になるので、補聴器の扱い方、保障内容、使用方法を確認することも忘れずに。補聴器は購入後も調整が必要になるため、アフターケアについても質問をしましょう。不安な場合は、2週間程度試用できるサービスを提供している店舗もあるので、まずは相談をしてみることをおすすめします。

 

2.平均的な補聴器の値段、補聴器が高価な理由

補聴器は、片耳だけでも数十万円するものも多くあります。人によっては両耳で必要になることもあるため、決して安い買い物ではありません。

補聴器が高いのは、小さな機器であるにも関わらず、必要な音を拾って大きくしたり、不必要な音は除去するなど、高性能な機能が搭載されているからです。そのため、小型になればなるほど値段は高くなり、目立たない耳あなタイプは片耳約10〜20万円が相場だと言われています。

 

3.購入費用の助成金は受けられるか

一般的に、補聴器の購入に健康保険などは適用されないものの「障害者総合支援法」によって、費用の補助が可能になることがあります。購入前にお住まいの地域の制度を確認してみましょう。また、2018年から補聴器の購入費用が医療費控除の対象に認定されたため、年末調整や確定申告時に節税メリットを受けることが出来ます。詳しくは、ご購入前に必ずお近くの自治体や税務署へお問合せください。

 

おしゃれにこだわるならこんな補聴器がおすすめ 

最近ではおしゃれな色やデザインの補聴器も発売されています。見た目のおしゃれにこだわりたい人には、特に耳あなタイプか耳かけタイプがおすすめです。


1.目立ちにくくおしゃれなデザインが揃う「耳あなタイプ」

小型タイプで高性能な機能が搭載された耳あなタイプには、ジュエリー感覚で

つけられるようなおしゃれなデザインも出ています。色彩豊かで選べるカラーバリエーションや、パール加工が施されたものなど、これなら毎日つけられるというものが見つかるはずです。

 

2.一見補聴器とは気付かれにくい「耳かけタイプ」

耳あなタイプよりは目立つものの、より扱いやすさを追及する人には耳かけタイプがおすすめです。ブルートゥース搭載のイヤホンをつけているようにも見える耳かけタイプには、知的な雰囲気すら漂わせることができるメカニックなデザインが展開されています。

 

充実した最新機能の補聴器ならより快適に

 補聴器は日々進化を遂げており、使う人のニーズに合わせたさまざまな機能が充実しています。補聴器を選ぶ際、特に注目したい機能は以下6つです。

 

<音声認識>

騒音下で音声と雑音を認識し、音声だけを聞こえやすくしてくれる機能。

 

<充電式>

電池式とは異なり、充電式なら寝ている間に充電ができ、日中十分な時間使用することができる。1時間充電するだけで数時間持続するタイプもあります。

 

<スマホアプリ>

スマホアプリをダウンロードし、自分の補聴器と連動させることで、今聞いている音の大きさや高さを好みに合わせて調整することができる。

 

<ノイズキャンセリング>

雑音がある中での会話が難しくても、騒音をキャッチして低減し、音声を聞こえやすくしてくれる雑音除去システム。

 

<ブルートゥース(Bluetooth)>

ブルートゥース補聴器は、携帯電話の通話、音楽、ビデオなどのコンテンツの音を届けてくれる補聴器。通話の際にも電話を耳に近づけたりする必要もなくなる。

 

<耳鳴り治療>

補聴器による耳鳴り治療の可能性を追及した補聴器もあります。意図的にノイズを出すことで、耳鳴りの音から意識を逸らしたり、波の音などを出して耳鳴りの元となるストレスを緩和させたりする。

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補聴器を選ぶ際は、自分の聞こえに適したタイプを見つけることが第一ですが、最新機能についてもチェックしておくことで、より快適な生活を手に入れることができます。専門店で相談する際に、しっかりと自身の希望を伝えましょう。